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  🎨 めぐるりアート静岡展2019 🎨

めぐるりアート静岡展2019 レポートその4
~Installation art(インスタレーション アート)~

RIMG0086

 お世話になります。伸栄建設の森です。

めぐるりアート静岡展2019の記事も今回で第4回となりました。
第1回では「展示会の概要」
第2回では「御宿先生と伸栄建設がどう関わったのか?」
第3回では「オブジェができるまで」

と題して記事を作ってきました。
第4回では「この作品はどういう意味を持つのか?」
10月20日の御宿先生のトークショーから紐解きたいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~
御宿先生
「元々この辺りは貨物駅でした」
「病気で入院しているおじさんのお見舞いとして、学校帰りにこの近くの橋を通っていたんです」
「その橋の上から見る光景(資材やコンテナが積みあがっている様子)を今でも覚えていて」
「今では綺麗に整備されてすごく変わってしまったけど僕(御宿先生)の記憶の中では存在していて、その記憶の引き出しからこの作品を作りあげました」
「特にこの真ん中のはこの土地の記憶の細胞が目覚めている様子を表していて」
「両側の資材の積み重なりは東西に物が伸びていく感じを表現しました」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
なかなか言葉にし辛いのですがつまり・・・
・昔、この辺りは貨物駅で色々な資材が積み重なっていた
・御宿先生はその頃をよく覚えている(当時はあまり気に留めなかった)
・鋼材や枕木の束、コンクリートブロックを積み重ねる事によって貨物駅だった頃の
土地の記憶を甦らせる、そういう表現をしたい

と自分は捉えました。
そういえば作品名は・・・RIMG0077
TOPOS(場)~記憶の風景~
なるほど、やっと繋がりましたね。
御宿先生が この東静岡のヒロバに このオブジェを設置する事
に意味があったんですね。
RIMG0072
自分は芸術について全くの素人なのですがこのような芸術作品を
「空間芸術(インスタレーション アート)」と呼ぶようで
「彫刻作品などを場所、期間、外見、内面に強く結びつけ
展示空間として表現する という定義付けがされています。

つまり今までの記事で書いていた「オブジェ=展示作品」というのは
間違いだったわけです。
正しくは「オブジェが置いてあるヒロバ」が「展示作品」だというわけです。

最後に・・・
空間芸術を知らずに御宿先生に聞いてみました
筆者「御宿先生!このオブジェはどこから見るのが一番見栄えが良いですか?」

御宿先生「僕にも分かりません!森さん(筆者)が探してみてください!そして
僕に後で教えてください!

とキッパリ返されてしまいました(笑)


自分の思うベストアングルはこれ↓です。
RIMG0075

第1~4回までいろいろな角度で御宿先生のオブジェ写真を掲載してきました。
記事を見てくださった方はどの写真が良いと感じましたか?

最後に御宿先生の益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
この言葉を締め括りとして
「めぐるりアート静岡2019」記事の最後とさせていただきます。

以上、お読みいただきありがとうございました!

 

めぐるりアート静岡展2019 レポートその3
~オブジェができるまで~

RIMG0061 - コピー

 お世話になります.伸栄建設の森です。
めぐるりアート静岡展2019は11月10日をもって終了となりました。
1ヶ月弱という短い期間でしたが、東静岡のヒロバにあったオブジェが
無くなっているというのは少し寂しいですね。

展示会は終わってしまいましたが
「記録」として残したいと思います。
最終回じゃないぞょ、もうちっとだけ続くんじゃ。

というわけでオブジェが設置されるまでの過程を紹介したいと思います。

~11月15日(火)~ヒロバ乗り込み
RIMG0011
↑消波ブロック搬入状況:この消波ブロックが一番重いんです。

初日の午前中はオブジェの組立材料を材料置き場(慈悲尾など)から
運びました。ほぼ午前中は搬入作業で終わってしまいました。
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↑続々と運ばれる組立材料:まだこの時は「一体この資材でどういうものができあがるんだろう?」ほとんどの人がそう思っていました。

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↑中心にあるオブジェの土台の組立を完了:家や構造物は一番下の基礎が大事なんです。時間をかけて水平や歪みが無いかチェックします。

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↑予め門型に組み上げた鋼材を土台にとりつけ、上部の梁を付けました。
これだけでも迫力がありますね!そして雲行きが怪しくなってきました。

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↑外殻の鋼材の中に箱を設置する作業:初日はこの箱と東西に鋼材を設置して作業を終えました。写真では分かりにくいですが雨が降っていました。某ラーメン屋の看板が輝いているのがよく見えました。
ラーメン食べたい!ヒロバに居た皆の気持ちが一つになりました。

~11月16日(水)~そして完成へ…RIMG0041
残りの鋼材を設置する作業:重量物は丁寧に安全に置いていきます。

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↑上写真:張り出している鋼材の下に箱状の鉄の小さな骨組みを設置
 中写真:枕木の束を隙間に詰めます
 下写真:三角の鉄骨組みに枕木を一本一本吊り下げます

細かい箇所を決めていきます。鋼材と鋼材の隙間を埋めたり、
角が立っている箇所を残った材料で無くしていきます。
あと中央の箱に丸太を上部が広がるように差し込みました。


RIMG0056 (2)
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↑ようやく完成しました!

出来上がってから遠くから見てみると
「こういうモノを作っていたのか…」と感じました。

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↑集合写真(up)近くで部活動をしていた科技高生に写真を撮っていただきました。

㈱上坂の皆さん、㈲片平土木の皆さん
御宿先生、白井先生
お疲れ様でした!この場を借りてお礼申し上げます。
m(_ _)m


実は片平土木のお二人は弊社で行っている現場の作業があり
この展示会の手伝いをお願いしたところ、二つ返事で協力してくださりました。
忙しい中ありがとうございました!

次回は10月20日に行われた、御宿先生のトークショーから
このオブジェの由縁を読み解きます。お楽しみに!


追伸
二日目のお昼は某ラーメン屋でラーメンを食べました。
とてもとっても美味しかったです。

めぐるりアート静岡展2019 レポートその2
~彫刻家先生と伸栄建設~

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 お世話になります。伸栄建設の森です。

前回のレポートその1では東静岡に出現したオブジェとそれが「めぐるりアート静岡展2019」の展示作品である事について紹介しました。

つまり、このオブジェは静岡に所縁のあるアーティストさんの作品という事ですね。
少し近づいてみましょう。RIMG0077ここの作品は「TOPOS(場)~記憶の風景~」という名前だそうです。
作者は「御宿 至さん(みしく いたる)」という方ですね。

御宿 至先生は静岡県富士宮市の生まれで小学生の頃、静岡の街に移り住んだそうで
高校を卒業した後、イタリアへ単身渡航し彫刻家として美術を学ばれたそうです。
エミリオ・グレコという有名なイタリア人彫刻家に師事していた時期もあり、彫刻家界隈ではとても高名な方だそうです。

実は、御宿 至先生と弊社の代表取締役社長である出雲社長は高校時代のご学友で
以前より御宿先生の彫刻作品の設置依頼を出雲社長が受けていたという経緯がありました。
今回の「めぐるりアート静岡展2019」も二人の交友関係から御宿先生の作品を
東静岡に設置するという事が実現したというわけです。

静岡市市民文化会館前の御宿先生の彫刻作品
平成27年度観文文委第1号彫刻作品運搬設置業務

高校時代の交友関係が長い時間を経ても続いている事
そしてそれがモノとして空間に鎮座している。何か感慨深いものを感じます。
僕も数少ない交友関係を大切にしていきたい、そう思いました。

次回の記事では東静岡のオブジェ設置のプロセスについて紹介したいと思います。

めぐるりアート静岡展2019 レポートその1
~東静岡に巨大オブジェ現る~

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 お世話になります。伸栄建設、森です。

秋も深まってまいりました、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

突然ですが「〇〇の秋」と言われて何を連想しますか?
僕はインドア派なので読書の秋という事で… 

しかしながら今回は「芸術の秋」という事で東静岡駅の北口の広場に現れた
~(謎の)巨大オブジェ~について真相を究明していきたいと思います。

画像左にある建物がグランシップですね存在感があります。それよりも
存在感を放つ赤茶色の箱のような物体は・・・傍に人がいますね。
大体高さが4~6mあるでしょうか?この異質な設置物・・・気になりますね。 
めぐるりポスター
実はこの設置物「めぐるりアート静岡展2019」というアート展覧会の展示物の一つなんです。
めぐるりアート静岡展は「静岡所縁の芸術家・アーティストに依頼をして、
静岡市内各所に作品を展示してもらう」という主旨で企画され
今年で7回目の開催となります。

☟このポスターを下までよく見ると・・・
めぐるりポスターその3
めぐるりポスターその2

し・・・伸栄建設の名前が!しかも協賛の箇所に!一体何があったのか・・・
僕は教えてもらい気付く事ができましたが、初めて聞いた時は驚きを隠せず
どう反応して良いのか分かりませんでした。

この展示会と伸栄建設㈱がどのように関わったのか?次回の記事にて詳しく
掘り下げていきたいと思います。お楽しみに!

めぐるりアート静岡展2019 公式サイト:リンク
https://megururi.net/7th/
【開催期間】 10月22日(火)~11月10日(日)
【開催場所】 東静岡駅北口 アート/スポーツ ヒロバ、静岡県立美術館
       静岡市立美術館、中勘助文学記念館
観覧無料なので、ぜひ足を運んでみてはどうでしょうか?
伸栄建設株式会社
〒421-1211
静岡市葵区慈悲尾67番地の1
TEL: 054-278-1833
[営業時間] 8:30~17:30

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